「必要なモノしかないシンプルな部屋で暮らしたい」
そう思って断捨離を試みても、どこから手をつけたら良いのか分からない…
なかなかモノを捨てられず断捨離が進まない…
という人も多いはず。
理想の部屋を手に入れるためには、どのようなポイントを押さえて断捨離を行えば良いのでしょうか。
今回の記事では、初心者でも迷わずできる断捨離の始め方と、挫折しないコツを紹介します。
断捨離の基本
断捨離とは
断捨離とは、やましたひでこさんが提唱するモノへの執着を捨てることをコンセプトとした片付け論です。
『断捨離=モノを捨てる』と思われがちですが、必ずしもそうであるとは言えません。
単純に身の周りを整理整頓するだけではなく、それと同時にモノへの執着を捨てることによって、心も身軽に生きるということが断捨離の目的です。
捨:不要なものを捨てる。
離:ものへの執着を捨てる。
本当に必要なモノだけを残す
断捨離の基本は、①出す②分ける③しまうの3つのステップです。
まず、所有物やスペースを把握するために、いったん全て出します。
次に、捨てるもの・収納するもの・検討するものなど、基準を決めて仕分けします。
そして最後に、自分の暮らしに合ったスペース・場所にモノを収納するまでが、断捨離の基本ステップです。
この3つのステップで重要なのは、本当に必要なモノだけを残すこと。
必要ないもの・使っていないものを手放すことで、自分の人生に本当に必要なモノ・価値のあるモノに気付くことができます。
断捨離の始め方のポイント
これから断捨離を始めたい方向けのポイントを紹介します。
1.まずは判断がしやすい場所から
初心者の人が断捨離を始めるなら、まずは比較的判断がしやすい場所から始めましょう。
キッチンや洗面所、玄関など、普段からよく使う場所かつ同じカテゴリーのモノが集まる場所がおすすめです。
自分の部屋やクローゼットを持っている人は、そちらもおすすめ。家族の意見を待たずに、自分だけで判断しながら断捨離をスムーズに進めることができます。
2.一度に片付けようとしない
普段片付けをしない人ほど、いざ断捨離をしようと思ったら「一気にやってしまおう!」と考える人が多いです。実は私もその一人…(笑)
しかし、長期に渡りため込んだものはすぐには片付きません。子どもがいればなおさらです。
「今日は食器棚だけ」や「タンスの1段目だけ」からでもOKです。
時間と気持ちに余裕があるときに断捨離を行うことで、しっかりと仕分けの判断もできます。
3.片付けた後の暮らしをイメージする
断捨離の目的は人によって様々です。
「部屋をスッキリさせたい」
「ミニマリストになりたい」
など、それぞれ理想の暮らしを求めるところから断捨離が始まります。
少しづつでも断捨離を進めるために、片付けた後の暮らし(部屋)をイメージしながら楽しく断捨離を進めることがポイントです。
4.モノを手放すことを恐れない
断捨離で重要なのは、そのモノが自分にとってどういう必要性や価値があるのかを、正確に見極めることです。そのためには、ただポイポイと捨てるのではなく、1つずつよく考える必要があります。
物を手放す際は、不安を感じがち。でも、案外なくても大丈夫だということを体感できると断捨離を効率よく進めることができます。
しかし、長年ため込んできたモノだからと言って、面倒くさくなり「とりあえず捨ててしまおう」と考えるのはNGです。
捨ててしまったことを後悔しないように、断捨離を通して自分自身を見つめ直しましょう。
5.自分のキャパシティを知る
家の広さ・収納スペースに合わせて、自分にとって適正な量を持つことが断捨離のポイントになります。
家族構成や生活スタイルは様々なので、必要なモノや量は人によって違います。
なので、人と比べる必要はありません。
自分が管理できるキャパシティを理解した上で、現実的な目標を立ててから断捨離を始めましょう。
断捨離に挫折しないための具体的なコツ
断捨離を初めて行う人は、途中で挫折してしまうことが多いです。
「仕分けして収納したのに、モノが減っていない」
「忙しくて断捨離をする時間が取れない」
となってしまわないように、挫折せず断捨離を進めるためのコツを紹介します。
1.「そのうちいるかもしれない」と思ったら捨てる
モノが捨てられない理由で多いのが、「そのうちいるかもしれない」「念のために取っておこう」と思い、捨てずに残しておいてしまうことです。
使い道が思い浮かばないときは、捨てることを心がけましょう。
それでも捨てられない場合は、自分の中で保管期限を決めて、その期限以内に一度も使用しなければ思い切って手放すようにしましょう。
2.捨て時が分からないモノに注意
まだ着れる洋服や、一度読んだきりの本など、捨て時が分からないモノの判断は難しいです。
「この洋服はまだ着れる」と思っても「着る予定がない」「サイズが合わない」のであれば手放します。
本も同じく、本棚にコレクションしてしまいがちですが、余程もう一度読みたいと思わない限りは捨てることをおすすめします。本棚を新しく購入して、本末転倒…ということにならないようにしましょう。
3.必要とする人に渡すと気持ちも晴れる
まだ使えるものを捨てることに抵抗がある人は、「譲る」という選択肢もあります。
・必要としている人へ寄付、社会貢献
・衣料品メーカーなどが行う不用品回収サービスへ持って行く
「もったいない」という気持ちも晴れる!
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断捨離で理想の暮らしを手に入れよう
今回は、断捨離の始め方について紹介しました。
ミニマリストを目指さなくても大丈夫。
まずは何か1つを捨てるところから始めてみましょう。
自分を見つめ直す機会になりますし、新しい発見が生まれることもあります。
身の周りだけでなく、頭の中もスッキリと整理されるので、ぜひ断捨離を楽しく始めてみてください。